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 僕は読書家ではないため、小説を読むのには慣れていません。それで最近になって少し読書量を増やしてみたのですが、すると読めば読むほど読み方が分からなくなる。そんな読書スランプに陥っている今日この頃です。
 そんな事情もあり、自分の意見にはますます自信がもてなくなってきているのですが、一応短編(ttp://tanpen.jp/118/all.html)の感想をさらーっと書いたので興味ある方は追記にお進みください(ペコリ
 まぁあくまで一個人の主観ですのであしからず。ではでは。
***

「遥か」
・・・自分の作品です。パソコンで打ってるとだんだん血の気の無い文章になってくるな、とあとから思いました。表現したい事は表現できたと思うのですが。あと指摘されてましたが、鍵かっこを使いすぎてるカンがあります。

「青い自転車 緑のアンブレラ」
・・・外国の絵本の翻訳版を読んでいるような感じだった。実際絵本にしたら子供ウケはいいかもしれない。ただし個人的にはもう少し深みがあるとおいしいのになぁという読後感。勇んでいる少年はどのくらい雨を楽しみにしているのか、とか、大人には分からない子供の感性が表現されていたら、と駄々をこねたくなる。

「木枯らし」
・・・そばにいるのに遠い、伝えたいのに伝わらないもどかしさ。木枯らしの季節ということもあり哀愁を感じた。上着についてのやりとりは特に良かった。ただ風景描写でもっと哀愁を感じさせて欲しいとか思ってしまう。

「病床」
・・・人生の中に出来事があったのではなく、数々の出来事こそが人生だったのだ、というのが「川」の意味なんでしょうかね。そういうものをなくしてなお生き続ける現状への絶望が暗い雰囲気のなかにじんわり浮かんできて良かった。ただしちょっと押し付けがましいかなとも思う。

「老人と少女」
・・・そりゃあ愛だろう、と言いたいことを先に言っておくとして、少女の行動があまりに突飛。唐突さは狙ったものだろうが、彼女の狂気的な行動についてもっとその背景を説明して欲しかった。直接よりは、仄めかすような感じで。

「小指」
・・・未完結なのは短編として同なのかと思う。状況も背景も小指や蜜穴コンセントの意味も謎すぎる。ただ、このまま物語が進んでいくのであれば面白くなりそうな予感はある。

「幸せは苦しみとともに」
・・・ばんぷの「ever lasting lie」を思い出した。救いようが無い話だけど、ぬくもりがある。けどこの話はもっとたくさん文字を使って表現したほうが膨らむような気がする。

「彼女たちの戦い」
・・・女じゃないとはいえ、俺って努力してないんだなぁと読んでて思った(笑)。バイタリティがすごい。なぜゼロに戻っていくだけの物語をわざわざゼロから始めようとするのか、と時々現実の中で思うことがあるが、その原動力はこういうやむにやまれぬ感情的な部分なんだろうな、と感心しつつ、でもやはりどうせなら特定の誰かの物語を書いて欲しいなと思ったり。

「あたしのち」
・・・この作者のパッションはどこに向かっているのだろう。奇抜でちょっと面白かった。

「週末、河原でキャンプでもしようか」
・・・「素敵!」の一言に尽きてしまう。なんだこの楽しげな家族、車のCMに出てきそうな。表現のひねりは見当たらないが、語り方が上手い。

「かすみ草を折り畳む」
・・・これだけわけが分からないのに退屈しないというのはすごいことだと思う。あと女が飲む雨は無味無臭なのに男のはいろんな味がする、という食い違いがなんか面白かった。が、やっぱりつかみ所が無くて焦る。

「Egg Separator」
・・・主人公はそれまで、エッグセパレーターとどういう付き合いをしていたのだろうか。本場式カルボナーラの作り方よりはむしろそっちのほうが気になってしまった。

「夜」
・・・夜明け前独特の、静かでかつ奔放な雰囲気が良く出ているなぁと思った。まぁ個人的には「老人の実感のようなもの」というのをもうすこし詰めてみて欲しかったなぁと言うかんじ。

「彼について」
・・・今期の中では一番エンタメらしいエンタメだったなぁという印象。最後の先生の取り乱し方も面白い。小説というよりは漫談というか落語というか、そんな感じに近いが。

「十万億土の彼方にて」
・・・オチが衝撃的だった。とはいえ、深く考えさせられるような内容ではなかったと思う。ただし、悲しい話だな、と感じた。どんな規模でも戦争は悲しいです。

「水またはお湯とともに」
・・・終盤の元素の羅列に少し違和感を覚えたが、全体からかもし出される「ままならなさ」と、サプリメント的「君」に対する愛情の温かさが良かった。いろんな話題に触れながらも発信するモノの軸をぶらさず保つというのはなかなかできることではない。

「紙片」
・・・どんな大切なものも、所詮は紙切れに走り書きしたメモのようなものであり、だからこそイザというときに焦って間抜けなことになりがちなのか、というような事を読みながら考えた。あと「ところで」の使い方が面白かった。

「沼原」
・・・あと500文字くらいつかって動きをつけてくれたらなぁとも思うのだが、今期の中では描写が一番綺麗だったようなきがする。
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2012.08.04 Sat l 短編(サイト)関連 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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